殿堂入り選手!アレン・アイバーソンの生涯!

選手紹介

小さな巨人と呼ばれたアレン・アイバーソン。
彼は身長こそが絶対と言われた当時のNBAを182cmというNBAでは比較的小さい体で荒らしまわり、新人王に4度の得点王、シーズンMVPの受賞等とてつもない活躍を残していきました。
コートの外でも多大な影響力があった彼はNBAの歴史の中でも特別な存在であったといえるでしょう。

学生時代

アイバーソンの家庭環境は過酷で父がドラックで捕まり、水道や電気が止めれらるなど貧困との戦いでした。そんな中バスケに没頭したアイバーソンは母から負けん気の強さなどを培われたといわれています。
高校ではアメフトとバスケの両競技でチームを州チャンピオンに導くなど二刀流の活躍を見せ、ポテンシャルの高さは瞬く間にアメリカ全土に広がりました。
その後、バスケに専念したアイバーソンにはアメリカ中の大学からオファーが届き、順風満帆に見えた彼に試練が訪れます。
ある日ボーリング場に訪れたアイバーソンは白人グループと黒人グループの乱闘事件に巻き込まれ、有罪判決を受け、大学進学の話はなかったことにされてしまうのです。
アイバーソンは乱闘に加わっていなかったため、裁判はやり直され無罪を勝ち取ったアイバーソンですが、既に大学からのオファーは途絶えており、進学は絶望的な状況でしたが、母親の協力もありジョージタウン大学へ進学していきました。
大学でも輝かしい成績を残していったアイバーソンは家計を助けるため、大学2年目を終えた年にNBAドラフトにエントリーしていくのです。

NBAの世界へ

1996年のドラフトにエントリーしたアイバーソンは、1位指名でフィラデルフィア・76ersに入団し、ルーキーシーズンから23.5得点7.5アシスト2.07スティールを記録し新人王に輝きます。
余談ですが、同年13位でコービーブライアントもNBA入りを果たしています。コービーは1年目から活躍するアイバーソンに対して猛烈にライバル心を燃やしていたそうです。
アイバーソンのビッグマウスは有名でルーキーながら「1on1ならマイケルジョーダンにも負けない」と発言しており、実際にブルズ戦でジョーダンに1on1を仕掛け、ブロック越しにプルアップジャンパーを決めていました。

2000-01シーズンはアイバーソンにとって飛躍の年であり、平均31.1得点を記録し得点王に輝き、同年にスティール王、オールスターMVP、シーズンMVPを受賞するなど目覚しい活躍をみせ、エースとしてチームを牽引し、NBAファイナルまで駒を進め当時コービー&シャック体制のレイカーズと対戦しました。
ウェストを全勝で進めてきたレイカーズが優勢との声が多い中、アイバーソンは48得点を記録し第1戦に勝利していきました。この試合で決めたティロン・ルー跨ぎは有名ですね。


しかし既にプレイオフで酷使していた体は限界にきており、その後4連敗し優勝を逃しております。
後にアイバーソンは「NBAファイナルの時は体中が悲鳴を上げていて、正常な部位がなかった」とプレイオフの過酷さを語っております。

この時点で彼の人気は爆発しており、その影響力はコート外でも驚異的なものでした。
彼のヒップホップを前面に押し出したファッションやコーンロウなど、多くのバスケットボールプレーヤーに影響を与え、アメリカ中で若者が真似をする者が後を絶ちませんでした。
お金の使い方も異次元であり、ショッピングモールに訪れたアイバーソンは車を止めた位置を忘れてしまい、探すのが面倒になった彼は車を捨て、新しい車を買いにいったりとド派手な生活を送っておりました。あまりの浪費に自己破産も経験したそうです。
NBAで何億ものサラリーを受け取ってなお自己破産なんて信じられませんね(笑)

引退した今は現役中にもバッシュ契約などで関係の深かったリーボックのバスケット部門の副社長に就任しており、これからもバスケ界に関わっていくみたいですね。
2022-23シーズンのオールスターでは実況席にドウェイン・ウェイド、レジー・ミラーと共に座っており、カリーの驚異的なプレイを目の当たりに3人でイチャイチャしている姿も目撃されています。(笑)

アイバーソンは現在でも現役NBA選手に影響を与えており、これからもその影響力は続いていくでしょう。
今後彼のような選手が出てくるのが楽しみですね!


ここまでご覧いただきありがとうございました!
これからも過去、現役含めお気に入りの選手を紹介していくのでよろしくお願いします!

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